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奥州街道まち歩き

仙台辻標　五橋～荒町～南鍛冶町界隈

上染師町(かみそめしまち) 　北目町南端から田町北端までを昔は染師町と言った。 　この称は染師の居住によることは言うまでもない。 　絹織物を扱い藩主並びに諸士の御用を勤めた。 　町職人は隣接町にも住んでいたので連坊小路五橋通七軒丁を通じて染師町通とも呼ばれた。 　明治以後南町染師町に対して上染師町と呼ばれた。 　文参照：平成６年３月　仙台市教育委員会「辻標」 五橋通(いつつばしどおり) 　西は上染師町から東は連坊小路の西入口までを言う。 清水小路との十字路には明治初年まで大小五つの石橋があったので五橋と言った。この通りはここに通ずる路の意。 　同四十三年五橋中の前身東二高小が設置され、その後各種の学校がここを校舎として発祥した。西は上染師町から東は連坊小路の西入口までを言う。 　清水小路との十字路には明治初年まで大小五つの石橋があったので五橋と言った。 　この通りはここに通ずる路の意。同四十三年五橋中の前身東二高小が設置され、その後各種の学校がここを校舎として発祥した。 　文参照：平成６年３月　仙台市教育委員会「辻標」 田町(たまち) 　上染師町から荒町に至る間で古道に沿って開府前から家が並んでいたともいう。　 　仙台築城の時手伝の功により紙の専売権を与えられた。 　仙台指入御通町として荒町がこの東に移されるまで城下の南の玄関口となっていた。 　文参照：平成６年３月　仙台市教育委員会「辻標」 清水小路(しみずこうじ) 　北目町六道の辻から田町荒町境までをスズ小路といった。 　幅広い道の中央の堀を清水が流れ両側に上級武士の屋敷があった。 　鉄道施設の時東照宮から一直線であった道は駅近くで寸断され、小路は学校、工場の町となり電車が通り、愛宕大橋ができ明るく変わった。 　文参照：平成６年３月　仙台市教育委員会「辻標」 荒町(あらまち) 　御譜代町六町の一つ。 　開府当時は南町西裏にあったが、寛永四－五年(１６２７－２８)頃現在地に移された。 　麹の専売特権を与えられ、奥州街道沿いの商人町として栄えた。 　回文師仙台庵の「渋うちわ」は伝統的な名産品であった。 　寺社が多く配置され、城下の防衛面でも重要な地であった。 　昭和六十二年米沢市粡町と姉妹商店街となった。 石垣町(いしがきまち) 　荒町の毘沙門堂前から土橋に至る通で、若林城普請に伴う寛永五年以降の城下の東南方への拡張期に際し、石垣衆と称された足軽衆の屋敷が置かれたのでこの名がある。 　正保仙台城絵図では荒町に行きあたる地点から南行きあたりまで二町五十間とある。 　なお、石垣衆は作事方足軽と改称された。 南鍛冶町(みなみかじまち) 　奥州街道沿いの荒町と穀町との間の町。米沢以来の鍛冶職人衆の町であるのが名の由来。 　仙台開府当初、鍛冶屋敷衆は元鍛冶町に配置されたが、１６２８～３４年(寛永５～１１年)同地が侍屋敷とされたため、南と北の鍛治町に移った。 　町の守護神三宝神社は１６１５～２４年(元和年間)の創建といい、早くから鍛冶職人が住んでいたことも考えられる。 　文参照：平成６年３月　仙台市教育委員会「辻標」 三百人町(さんびゃくにんまち) 　南鍛冶町から保春院前丁に通ずる道に面した町。 住民は伊達氏が米沢に移住したとき伊達郡に残った旧家臣で、１６００年(慶長５年)上杉領であった白石城攻めのとき、茂庭綱元の説得により参戦した鉄砲足軽組三百人。 　戦後十六石取りの鉄砲足軽となり再び伊達氏に仕えた。 　１６３０年(寛永７年)からこの地に居住した。 　文参照：平成６年３月　仙台市教育委員会「辻標」

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